【ゆっくり実況動画】ストーリーは三幕構成で作る!台本の作り方!

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この記事では「ゆっくり実況動画」の作り方のポイントを解説します。
内容は動画作成全般にも有用な考え方なので、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。

「ゆっくり実況動画」は、ゆっくりという立ち絵の振る舞いにより動画を作成します。

先ずは「ゆっくり実況動画」にするメリット・デメリットを比較して整理おきましょう。

「ゆっくり実況動画」のメリット・デメリット

メリットデメリット
・実写なし。
・安く動画を作れる。
 ー素材ベースで動画を作成できる。
 ー高い撮影機材がなくても動画を作れる。
・実写よりも再生されやすい。
・アイデア次第で面白い動画を作れる。
手間・時間が掛かる。
ー動画編集の時間が膨大になりやすい。
ー素材不足に陥り易い。
ーストーリーなど構想が必要。

デメリットは総じて手間・時間が掛かることです。

時間がない方にとっては、途中で心が折れて中途半端にやめてしまうことも多々あるでしょう。

この記事では「台本の作り方」を解説


「台本」を使って「ゆっくり実況動画」を効率化して「挫折しない動画づくり」を実現します。
 
YMM4の「台本読み込み機能」の使い方

この記事で解説するのは「台本の作り方」です。

ゆっくりムービーメーカー(YMM4)の「台本読み込み機能」の使い方は下の記事が参考になります。

目次

「ゆっくり実況動画」の作成は時間が掛かって挫折しやすい!

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気分転換に御覧ください

動画制作を途中で辞めてしまった経験はありませんか?

「ゆっくり実況動画」は、お金が掛からない分、途中で挫折しやすいです。素材作成の手間・時間を膨大に必要とするケースが多いからです。

「ゆっくり実況動画」の編集作業は挫折しやすい!


何の気なしに思いついたネタで動画を作成する。
 

素材を準備するのに膨大な時間を要する。
 

面倒になってしまい途中で動画づくりを投げ出す。
 

動画編集は時間をかけると内容がブレてきます。学生ならさほど問題ないかもしれませんが、社会人は日をまたぐだけでシンプルに気が変わります。

せっかく、思いついたネタでも最後までやりきらなければ意味がありません。

「ゆっくり実況動画」を作る前にストーリーを固めよう!

要は「行き当たりばったり」で動画を作ってしまうと挫折しやすいです。

逆にストーリー構成を固めてから動画作成に着手すれば、何かあっても最後までやり通しやすくなります。

例えば、下記のような動画編集を想定してみると分かります。

ゆっくりでの動画編集

  • ゆっくりで台詞(せりふ)を入れる時間が膨大になりやすい。
  • 「ゆっくり解説」の場合は、素材が不足しやすいので、素材を用意するのに時間が掛かる。

「ゲーム実況」だと、単純に素材となるゲーム動画の時間が長くなり易いからです。

8時間のゲーム動画から面白いシーンだけ切り抜いて5分くらいの動画にするケースがざらです。

そして、それが再生されなかったりするので、徐々に更新が滞り途中で心が折れて諦め易いです。

「ゆっくり実況」は素材で手間取る!

解説系の「ゆっくり実況」は、パワーポイントのスライドみたいに解説します。

ただし、表示する素材の準備に手間取ります。

何も考えずに作成すると、行き当たりばったりで素材の準備が、たくさんの時間を割く羽目になります。

そして、面倒臭くなって動画作成を途中でやめてしまうケースが多いです。

これを解決するには、事前にストーリー台本を用意しておくことです。

「ゆっくり実況動画」では何よりもストーリーの構想力が必要になります。

動画編集は「ゆっくりムービーメーカー4」がオススメ!

これから「ゆっくり実況動画」を作るなら「ゆっくりムービーメーカー4」を使うのがおすすめです。

「ゆっくりムービーメーカー4」は、ゆっくり実況動画をめっちゃ楽に作れる【神ソフト】です。

Windows専用ソフトですが、なんと言っても【無料】で使えるので、初心者の方には特にオススメです。ただし、商用利用する場合はライセンスの購入が必要です。

なんの動画編集を使うかで下手にあれこれ調べると沼にハマるので「ゆっくりムービーメーカー4」だけを先ずは使うと良いでしょう。

「ゆっくり実況動画」の構成要素

  • 立ち絵キャラ
  • セリフ
  • キャラ動作(まばたき、口パクなど)

上記を一度に編集・作成できるのが「ゆっくりムービーメーカー4」です。

これらを一つずつ編集するのは大変だとお分かりいだけるでしょうか?

よく知られている動画編集ソフトに、Final Cut Pro X、Premiere Proなどありますが、絶対に使わない方がいいです。

「ゆっくり実況動画」を作る際は、必ずゆっくり実況動画向けの編集ソフト(「ゆっくりムービーメーカー4」など)を使いましょう。

セリフと立ち絵(キャラ)を同期させるのですら一苦労します。

M1・M2 Mac でも「ゆっくりムービーメーカー4

M1 Macでも「ゆっくりムービーメーカー4(YMM4)」がサクサク動きます!
M1 Macでも「ゆっくりムービーメーカー4(YMM4)」がサクサク動きます!

「ゆっくりムービーメーカー4(YMM4)」は、M1・M2 Macでも使えます。

YMM4は、Windowsのみで使えるソフトですが、「Parallels®︎ Desktop 19 for Mac」 を使ってWindows仮想環境を構築すれば、M1・M2 MacでもYMM4が使えるようになります。

仮想環境?何それ?おいしいの?

とさっぱり分からなくても、「Parallels®︎ Desktop 19 for Mac」 ならクリックだけでWindows環境を構築できます。

アカウント登録なく無料で即利用できます。

試しに「Parallels®︎ Desktop 19 for Mac」 からダウンロードして使ってみてください。

詳しい使い方は、下の記事が参考になります。

ぜひ読んでみて下さい。

「ゆっくり実況動画」のストーリーを支える「台本(シナリオ)」

「ゆっくり実況動画」に限らず、動画作成を作るにしても「何を作れば良いのか」が度々分からなくなります。

例えば、「マインクラフトの建築のやり方をゆっくり実況動画で解説しよう」としても困りませんか?

ネタは「マインクラフト建築」でハッキリしていて動画にすれば再生されそうです。

ただ、僕は「動画作成」に困りますね。慣れていないからでもなく、何から動画を作れば良いのか分からないからです。

事前に道筋(ストーリー)を台本で組み立てると動画作成がラクに!

マイクラで建築のやり方をゆっくり解説するとして、道筋(ストーリー)なしで「いきなり建築してる風景だけ」を垂れ流しする人はいないと思います。

よくあるケースは「考えるの面倒だから」と、事前準備せず動画を撮りながら「解説」する人がいます。

僕のことですが。

この手の動画つくりは「事前準備」の手間を省いてる分、時短になるかと思いきや、「後々修正が多くなる」ので非効率です。

台本なし(事前準備なし)台本あり(事前準備あり)
何を解説するか迷う。YMM4の「台本読み込み機能」で効率化できる。
内容がぶれ易い。伝えたい内容がはっきりする。
行き当たりばったりになる。狙って面白くなりやすい。
面白くなりづらい。面白い動画を再現できる。
面白い動画になっても再現性がない。台本を作っていると動画作りが上達する。
後々、素材不足で手間がかかり易い。あらかじめ必要な素材が分かる。
いつまで経っても上達しない。途中で放り出さなくなる。
面倒になって途中で放り出しやすい。

「ゆっくり実況動画」の場合は、事前に台本を準備しておくのをオススメします。

台本を用意しておくメリットが多いからです。

何よりせっかく作成した台本のセリフを、ゆっくりムービーメーカー4では読み込める機能もあるからです。

また、動画作成が1日で終わるとは限らず、時間がない人は1週間かけて一本の動画を作成するかもしれません。

そんな際に台本に動画のストーリーがあるので、内容を忘れずに済みます(内容を忘れると、動画作成のモチベが落ちてやめ易くなります。)。

「台本づくり」で動画づくりが上達する。

初心者ほど「台本づくり」をお勧めします。

台本づくりで事前に「内容を文字で書き出す練習」は、繰り返せば、繰り返すほど上達するからです。

「台本づくり」で上達するスキル

  • 文章づくり
  • ストーリーの構想力(脚本力)
  • 面白い表現を繰り返し再現できる
  • しまいには、リアルのコミュニケーション力すら身に付く

逆に「台本」を用意せずに、動画を撮り続けても一向に動画作りが上達しません。

これは僕自身が経験済みですが、台本がないと暫く経って見返しても「どう考えて動画づくりしたか?」を忘れるからです。

ストーリーで工夫した点もすべて忘れるので、次の動画に活かせない訳です。

台本に「落とし所」を作っておいて、実際にうまくいけば、後々検証したときに自信にも繋がり、以降の動画でも活かせます。

長い目でみれば「台本づくり」は、かなり時短になるのです。

動画のストーリーは「起承転結」ではなく「三幕構成」で作る!

ストーリー構成は「起承転結」じゃないの?と疑問に感じた方もいるかも知れません。

僕は「起承転結」よりも「三幕構成」で動画づくりする方が上手くいくと思ってます。

ストーリー構成術を比較!

起承転結三幕構成
内容「起承転結」は日本古来の物語構成術です。2時間のハリウッド映画では必ず取り入れらているストーリー構成の手法です。
特徴起承転結で物語は進行しますが、ストーリーの時間管理は難しい。ストーリーを「1:2:1」の三幕で時間分割します。それぞれの幕は設定、対立、解決で進行させます。
使い方単純なシナリオ向き時間進行の複雑なシナリオ向き

三幕構成ではストーリーを必ず「1:2:1」の「三幕」に時間分割します。

この「1:2:1」の時間配分で2時間の映画ストーリーを組み立てれば退屈せずに視聴者が見れるとされています。

「三幕構成」なら最適なイベントのタイミングが分かる。

三幕構成は視聴者の興味を損なわない複雑なシナリオが作れると言いました。

具体的に言えば、三幕構成で視聴者に対して「一番興味を引けるタイミング」でイベントを構成できるようになります。

例えば、「出会いと別れ」の10分動画なら


「出会い」のタイミングと「別れ」のタイミングは何分頃が良いか?
 
👇

「出会い」は1分25秒、「別れ」は8分75秒あたりに設定する。
 

三幕構成では第一幕、第二幕、第三幕で起きるべきイベントが設定されています。

三幕のイベントをなぞるだけで、視聴者の興味を引くタイミングになっているわけです。

例えば、ストーリーにのめり込ませる「副シナリオ」は第一幕に出すなど。

一つの「テーマ」に2つ以上の「ストーリー」を含める!

ストーリーは主ストーリーと副ストーリーに2本以上で物語を進行させる方が、面白い内容になりやすいです。

戦争の映画なら「戦う」という主ストーリーと「恋愛、そして愛する人を失う」という副ストーリーが王道です。

これだけで、映像を一気にイメージ出来るようになりませんか?例えば、インデペンデンスデイとか。

「ストーリ構成術」のバイブル!

著:ブレイク・スナイダー, 翻訳:菊池淳子
¥2,036 (2024/04/22 14:24時点 | Amazon調べ)

実践:マイクラのエンドラ討伐を脚本で考える

マインクラフトは、オープンワールド、フリーシナリオの世界で一番売れたゲームです。

フリーシナリオですが、マイクラにはエンダードラゴンというラスボス的な敵がいます。

倒すかどうかは自由です。

そんなエンドラ系を倒すRTA系の動画は数多くあり人気です。

このエンドラ討伐で10分動画の脚本を考えてみます。

三幕構成を実践!


① 基本シナリオを考える
 

② 主シナリオ・副シナリオを考える。
 

③ シナリオに時間配分を加える。
 

④+α 窮地、どんでん返しを重ねる。
 

完了
 

基本シナリオは「ラフ≒起承転結」のストーリーです。

難しく考えずにストーリーゴールまでを明確に組み立てましょう。

基本シナリオ(起承転結)と「三幕構成」を比較

基本シナリオ(起承転結)

基本シナリオ≒起承転結
最初の木こり&クラフト
鉱石掘り(ブランチマイニング)
ネザーポータル
ネザー要塞
打倒エンダードラゴン

基本シナリオ(≒起承転結)は、かなりラフです。

基本シナリオでは「ストーリーの良し悪し」すら判断しづらいです。

それくらい未完全です。

三幕構成を持ち上げたいわけではなく、起承転結でストーリー作りしても「詰め」がかなり甘いからです。

三幕構成(最終版)

主シナリオ
エンダードラゴンを倒す。
副シナリオ時間配分(10分想定)
最初の木こり&クラフト

鉱石掘り(ブラマイ)ダイヤ掘り1分15秒
溶岩ダイブ
黒曜石を作る
ネザーポータル作成
ネザーエンダーアイ3分45秒
ネザー要塞発見
ネザー要塞ブレイズ討伐5分
エンダーアイ×12
エンドポータル開通
エンダードラゴン戦闘準備6分15秒
エンドラ戦い7分30秒
窮地①:全滅8分30秒
窮地②:武器全ロス8分45秒
解決:エンドラ討伐9分35秒
後日談まとめなど9分35秒以降

三幕構成の最終版です。

起承転結に比べて「三幕構成」の方がストーリーを具体化できているのが分かると思います。

手間が掛かってるように見えますが、三幕のテンプレートに合わせてストーリーを当てはめているだけです。

ストーリー作りはむしろ楽しいくらいです。

特に赤塗りの危機的状況は窮地のタイミングを重ねるのがコツです。

これらが最後に「エンドラ討伐」として解決されるので、視聴者はスッキリした気分で見終わっていると思います。

三幕構成での脚本作りの方が「緻密」に作れるというのが分かったかと思います。

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マイクラゆっくり実況動画で使える編集テクニック ※ex. 退屈シーンを面白くする

退屈シーンを400倍速で早送りしながら
ボケる神シーン①

上の動画を見てください。

視聴者に一切気づかれないレベルで「退屈シーン」が面白いシーンに仕上がっています。

マイクラにおいて、チェストを開いたり、クラフトしたり変化がない画面は「退屈シーン」でしかありません。しかも、マイクラではこれらのシーンが頻発します。

別の動画例を示します。

退屈シーンを400倍速で早送りしながら
ボケる神シーン②

正直、編集する側から見てもこれほど頻発する退屈シーンにはウンザリします。

実は、僕の動画では、クラフトシーンを必ず400倍速で早送りをしています。必ずです。しかし早送りは「究極の怠惰」とも言われます。

早送りか、いや知ってるがな、と思った人は多いです。そういう人は気が早いです。絶対的に譲れないテクニックがあるからです。

退屈シーンを解決するテクニック

  • とにかく全部早送り 400倍速
  • 始めと、終わりだけ残してカット
    ※過程を見せない≒中抜きテクニックと言います。
  • 音を通常再生にする

「視聴者に気づかれないように早送りすること」がポイントです。

早送りシーンは誰が見ても退屈シーンであり、編集側にとって使い勝手抜群の「究極の怠惰」だからです。それを見た視聴者は「この動画つまんねーな」と感じ取ります。不思議ですが。

マイクラゆっくり実況動画には、他にもこういう簡単かつ実践的なテクニックがあります。下の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

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