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IPSパネルとは?ADSパネル、IPSパネルの違いを解説!

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ふる
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モニター選びは「IPSパネル」が良いと言われます。

IPSパネルは他のパネル(TN、VA)より「目が疲れないパネル」だからです。その特徴は、発色の良さ、視野角の広さ(上下左右どの角度からでも画面を見れる)です。

そこで「IPSパネル」ゲーミングモニターを検索すると、なぜか格安の「ADSパネル」モニターを発見します。なんと「ADSパネル」は、IPSパネルの特徴、性能同じと記載されて、どういうわけか格安です。

なんだろ「ADSパネル」って!?
同じスペックで格安?
そんな訳ないだろ

と検索して行き着いたのが、本記事だと思います。

そんな「ADSパネル」ですが、テレビの液晶パネルとして意外と古くから採用されています。知らないだけで、実は「ADSパネル」は実績があるということです。

さて「ADSパネル」ってなに?「IPSパネル」との違いは?

さっそく結論

「IPSパネル」「ADSパネル」の違いは「価格」だけです。

「ADSパネル」の方が価格が安いです。

「IPSパネル」「ADSパネル」は同じ性能です。

※ただし、性能を比較するデータはありません(※理由後述)。

本記事では、液晶パネルの種類・違いについて詳しく解説した上で、どうやってモニターを選べば良いかIPSパネルとADSパネルにきちんと優劣をつけて解説します。※IPS・ADSパネルと併せて、VAパネル、TNパネルについても解説しています。

特にゲーミングモニター購入時には必須の知識なのでぜひ参考にしてみて下さい。

目次

結論:IPSパネルとADSパネルは性能に「違いなし」

IODATA GigaCrysta ゲーミングモニター LDGC241UDB

    • 解像度:FHD、サイズ:23.8インチ、パネル:ADS、応答速度:0.5ms GTG、リフレッシュレート:240Hz、その他:AMD FreeSync Premium、製品保証:3年間 パネル、バックライトを含む。
    • 製品概要:https://www.iodata.jp/product/lcd/gaming/ex-ldgc241udb/

Acer Nitro VG252QXbmiipx

  • 解像度:FHD、サイズ:24.5インチ、パネル:IPS、応答速度:0.5ms GTG、リフレッシュレート:240Hz、その他:DisplayHDR 400 G-SYNC Compatible フリッカーレス、製品保証:3年間 パネル、バックライトユニットは1年間。
  • 製品概要:https://acerjapan.com/monitor/nitro/vg2/VG252QXbmiipx

IPSパネルとADSパネルに「その性能を比較するデータ」はありません。

性能を比較するまでもなく「同じ」ということです。

それは駆動方式が同じ「水平方向駆動方式」だからです。パネルの透過性に違いはあっても誤差の範疇でしかないということです。ちなみに、そもそもADSパネルは「IPSパネルと同一技術の製品群」です。

中には区別せず「IPS・ADSパネル」と併記した製品すらあります。

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IPSパネルと同一技術の製品群 (「水平駆動方式」パネル)

Innocn WR40-PRO 40インチ ADSパネル
(僕が購入したADSパネルモニター)
Innocn WR40-PRO 40インチ ADSパネル
(僕が購入したADSパネルモニター)

ADSパネルとIPSパネルは「水平方向駆動」という同一技術の製品郡と書きました。

実は、IPSパネル、ADSパネルの他にも「水平方向駆動(IPSパネル方式と言ったりします)」のパネルが数多くあります。当然、同じ性能・特徴です。

私達が「パネルの存在を知らなかっただけ」というのが結論です。

ADS (Advanced super Dimension Switch)

BOEテクノロジーグループ(京東方科技集団)が開発。BOEは過去にハイニックスの液晶ディスプレイ部門を買収しており、世界大手の液晶パネルメーカー。

AH-IPS (Advanced High Performance - IPS)

LG Philips(LGエレクトロニクス製)の開発。 ちなみに、LGは2014年に液晶パネル世界シェア1位でした。LGとは前身であった金星社(Lucky-Goldstar)の略です。

AAS (Azimuthal Anchoring Switching)

台湾の奇美電子(Chimei / チーメイ電子)が開発。チーメイ電子は台湾フォックスコングループに買収され、現在では「イノラックス」と呼ばれています。

PLS (Plane to Line Switching)

サムスン社が開発した方式。PLSは改良されてSuper PLSとなっています。

AHVA (Advanced Hyper-Viewing Angle)

AU Optronics(BenQグループの液晶パネル製造会社)が開発した方式です。このメーカーは1996年に設立された達碁科技(Acerの子会社)が2001年に聯友光電と合併してAUOになりました。

FFS (Fringe Field Switching)

Hydis社が特許取得したAFFS (Advanced Fringe Field Switching)です。昔は単にFFS方式と呼ばれていました。駆動方式はIPSパネルと同じですが、多くのIPSパネルにみられる透過率の低さを改善しているのが特徴です。 また省電力です。



ADSパネル、IPSパネルでFHD240Hz主要製品スペック比較

試しにADSパネル、IPSパネルで製品をピックアップして性能を比較してみます。長々とスペックを記載していきますが、まぁ結論は「性能差はありません」です。

両方とも価格は4万円です。

ただ、本来、ADSパネルであるIODATA GigaCrysta ゲーミングモニター LDGC241UDBの方が1万円以上安くなるはずなので、どこで価格差を埋めているか注意しましょう。

ADSパネルIPSパネル

IODATA GigaCrysta ゲーミングモニター LDGC241UDB

Acer Nitro VG252QXbmiipx
価格¥44,746¥44,713
パネルTFT液晶:ADSパネルIPSパネル
サイズ23.8型ワイド24.5型 ワイド
表面処理非光沢非光沢
解像度FHD
(1920×1080)
FHD
(1920×1080)
画素ピッチ(mm)0.2745 (H) x 0.2745(V) 0.283 (H) x 0.280 (V)
表示面積(mm)527.04 (H) x 296.46(V) 544 (H) x303 (V)
最大表示色1677万色(10億7374万色)約1670万色
High Dynamic Rangen/aDisplayHDR 400
視野角上下:178°、左右:178°水平178° / 垂直178°
最大輝度(標準値)350cd/㎡400cd/㎡
コントラスト比(標準値)1000:1
CREX2設定時:12,800:1
通常:1000:1
最大:100,000,000:1 (ACM)
応答速度5ms[GTG](設定時:0.9ms[GTG])1ms (GTG) / 0.5ms (GTG, Min.)
G-Sync、FreeSyncAMD FreeSync™ PremiumG-SYNC Compatible
水平走査周波数(kHz)HDMI1、HDMI2:15.0 ~ 270.5HDMI:31-255kHz
DisplayPort:31.0 ~ 270.5DisplayPort:255kHz
垂直走査周波数(Hz)HDMI1、HDMI2:23.0 ~ 240.0HDMI:56-240Hz
DisplayPort:60 ~ 240DisplayPort:50-240Hz
リフレッシュレート(Hz)240Hz240Hz
映像入力端子HDMI×2 HDMI×2
DisplayPort×1DisplayPort v1.2×1
USBポートUSB Type-B:USB 3.2 Gen 1n/a
USB Type-A:USB 3.2 Gen 1 ×1n/a
音声入力n/an/a
スピーカー2W+2W(ステレオ)2W+2W ステレオスピーカー
ヘッドフォン端子ステレオミニジャックφ3.5mmあり
音声出力ステレオミニジャックφ3.5mmn/a
ブルーライト軽減n/aBluelightShield
その他n/aフリッカーレス、ゼロフレーム
定格電圧AC100V 50/60Hz(電源内蔵)内蔵 (100-240V、50/60Hz)
消費電力最大55W最大42W
通常19.4W通常38W
年間消費電力61.4kWhn/a
外形寸法(mm)スタンド含む540(W)×231(D)×396~492(H)約557.8 (W)x 240.1(D)x 419.5(H)
スタンド除く
540(W)×50(D)×325(H)
質量スタンド含む約6.6kgスタンドあり: 約3.6kg
スタンド除く約4.1kgスタンドなし: 約3.12kg
チルト角上:20° 下:3°上20° / 下5°
スイベル角左:65° 右:65°なし
高さ調整110mmなし
ピポット右:90°なし
VESAマウント
(100mm×100mm)

(100mm×100mm)
使用温度動作時:0℃~40℃0℃~40℃
収納時:-20℃~60℃
使用湿度20%~80%(結露なきこと)20%~80%(結露なきこと)
保証期間3年間※パネル、バックライトを含む。3年 ※パネル・バックライトユニットは1年

ADSパネルが4万円に設定されている理由は「保証期間」の厚さです。

ADSパネル「IODATA GigaCrysta ゲーミングモニター LDGC241UDB」は、パネル、バックライト含めて3年という保証期間に設定されています(パネル、バックライトは1年であるのが普通です。)。

まぁ保証を厚くして+1.4万上乗せしても、この商品だと本来の価格は3万くらいなので、お得感はいまいちですね。僕だったらIPSパネルのAcer Nitro VG252QXbmiipxを買います。

Acer Nitro VG252QXbmiipx

  • 解像度:FHD、サイズ:24.5インチ、パネル:IPS、応答速度:0.5ms GTG、リフレッシュレート:240Hz、その他:DisplayHDR 400 G-SYNC Compatible フリッカーレス、製品保証:3年間 パネル、バックライトユニットは1年間。
  • 製品概要:https://acerjapan.com/monitor/nitro/vg2/VG252QXbmiipx

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(動画)ADSパネル「Innocn WR40-PRO 40インチ2K」実機レビュー

ADSパネルのモニターは確実に安いです。

上の動画は、僕が購入したADSパネル製品「Innocn WR40-PRO 40インチ2K」です。

「Innocn WR40-PRO 40インチ2K」は40インチ2Kのスペックでありながら6万円で買えるモニターです。

商品欄にはIPSパネルと記載されていたので、同じ性能とは言えADSパネルと知って後日返品しました。※新興メーカーなので記載の違いには敏感になったからです。

ゲーミングモニターで、IPSパネルか、ADSパネルか迷ったら「240Hzモニター」を買うこと

引用:高いフレームレートがeスポーツに重要な理由 - NVIDIA https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/news/what-is-fps-and-how-it-helps-you-win-games/
引用:高いフレームレートがeスポーツに重要な理由 - NVIDIA
https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/news/what-is-fps-and-how-it-helps-you-win-games/

モニター選びでは、IPSパネルか、ADSパネルか、性能が同じであるため甲乙つけづらいです。

なので、IPSパネルか、ADSパネルかの違いから一旦離れてモニターを選びましょう。モニターには、もっと確実に一瞬でケリがつく「フレームレート(FPS)」という絶対指標があるからです。

フレームレートは240Hz一択

240Hzモニターは、144Hzモニターに対してキルレが2割も上昇するからです。

それを示すのが上の統計データです。

つまり、主用途をゲームか、それ以外かで切り分けてしまえば、どのモニターを買えば良いのか一瞬で決まるわけです。

ざっくり切り分ける

ゲーミングモニターその他
フレームレート240Hz144Hzで十分
パネルIPSIPS or ADS
解像度FHDで十分2〜4K
価格帯4〜6万で十分4〜8万

ゲーミングモニターを買うなら、解像度は絶対にFHDになります。

4Kモニターに240Hz出るモニターはないからです。重要なので2回言いますが、4K240Hzモニターは絶対にありません(HDMI、DisplayPortの伝送規格がそうなっているからです。)

なので、FHD240Hzゲーミングモニターを買うことになります。

プロや、ゲームに詳しい人に2~4Kモニターでゲームする人は「いません」。シンプルに勝てないモニターだからです。価格だけバカ高い「使えないモニター」です。

FHD240Hz、IPSパネル
おすすめモニター

4Kはバカ高いだけ



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【記事PR】M1・M2 MacをゲーミングPC化する!Apexでゲーム配信しよう!

M1・M2 MacでもGeForce NOWならApexが起動する!
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M1・M2 Macでゲーム配信しないのは「勿体ない」です。

M1・M2 Macは思っている以上に何でもできるハイスペックマシンだからです。

しかし、ほとんどのFPSゲームには、必ず「WindowsゲーミングPC」が必要になります。

ただ、これからはM1・M2 Macでゲームするのが普通です。

なぜなら、今後、ゲーミングPCは「クラウドGPUの時代」だからです。

GeForce NOWには無料のフリープランがあるので、とりあえず、試しにM1・M2 MacをWindowsゲーミングPC化できます。

今後、ますます「ゲーム配信」が活発になります。

GeForce NOWを使えば、母艦(M1・M2 Mac)のスペックなんか関係ないからです。

GeForce NOWなら「高額で巨大グラボ」が無くても、Windowsゲームが出来るわけです。

M1・M2 Macで「ゲーム配信」をするのをオススメします。

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