東京都内から田舎の「空き家(持ち家)」に引っ越して、はや2週間ほど経過しました。誰の参考になるかは分かりませんが、田舎暮らしの2週間を記録として残します。
この2週間での田舎暮らしの感想は、本音を言えば「バチくそキツかった」です。
今までやってきた仕事の比じゃないくらい【メンタル】にきました。
例えば、初日から3日目くらいまでの「空き家」での寝泊まりは、まさに死ぬんじゃないかと思うくらい、まるで2月の極寒の路上での野宿くらい「生か死か」くらいでした。
しかも、「空き家」と言ってますが、20年住んで無かっただけで、僕一人で処分しなければならないごみ類が粗大ゴミ含めて大量にある様は、僕の心をへし折るには十分な状況でした。
たかが「ごみの処分」と言えど
都会から不慣れな田舎に越してきて、いきなり「途方もなく膨大なごみの処分」をさせられる訳ですからね。
しかも、2月の極寒の中で「ごみの処分がやりづらい田舎」でした。
一人で弱音を吐かずに良くやったと思いますよ。自画自賛ですけどね。
初日(2/16):粗大ゴミ処分、転入届
初日は、前日東京から深夜23時に乗った夜行バスで朝6時に京都に着いてから動きました。
「お金をケチる癖は良い加減にしてもらいたい。」と思いながら、身体がバキバキの中でJR山陰本線「園部経由福知山行き」の電車に乗りました。
途中、朝の寒さの影響で単線の電車は何度も止まりました。
「電線に霜がかかり電流が上手く流れない」と車内放送を聴きました。
「田舎だからか?」と納得しそうになりました。
しかし、よくよく考えると「この霜で電車が止まるのはおかしいんじゃないか?」と思い始めました。これから田舎暮らしする自分が、なんでも「田舎だから」というのを理由で納得したくなかったからです。
この日の寒さは関東と大差ないわけです。なんなら前日の都内杉並区の方が気温は低かったです。それに関東と言えど千葉県北部で既に田舎の様相ですし、単線の路線も腐るほどあります。
そんな関東で単線の路線が「霜で止まる」なんか経験が無かったわけです。
これはJR山陰本線の設備的な問題じゃないか?と勝手に思いました。
例えば、電線に「霜を予防する電熱ヒーター」でも取り付ければ良いんじゃないか?
その設備修繕が出来ないのか?
まぁ、眠気の方が優っており「もう少し福知山駅への到着は遅れて良いんだけどな」と思いながら車内で仮眠を取りました。
初日に福知山市役所で転入届を済ませた。
その時は、一回家に行って改めて市役所に来てから転入届をしようかと迷いました。
しかし、2週間経って振り返ると、その時(初日)に転入届を出しておいて正解でした。現在進行形で市役所に行くどころではないくらい家の掃除に追われているからです。
何より福知山市役所は僕の家からバスで40分くらい掛かります。しかも、そのバスは1時間に一本もないので面倒臭いにもほどがあります。
さらに転入届は「転出届を取得してから2週間以内に手続き」を済ませなければなりません。
仮に、2週間以内に済ませておかなければ、マイナンバーを再取得する手続きからリスタートします。面倒くさいにもほどがあります。
僕は不動産の仕事をしていたので、日本全国津々浦々の物件を見てきました。そんな僕の目から見て福知山駅周辺は廃れています。しかも、かなり廃れていると思います。
言うまでもなく「こんな街で事業をやっても絶対成功しない」と断言できます。
福知山駅周辺が最も栄えているはずですが、どの商店も全部閉店しています。
かつて栄えただろう古臭いキャバレーは廃墟ですし何もありません。
何より、すれ違うのは高齢者ばかりです。
ただ、雰囲気は意外と良くて。
街並みが廃れていようが自然的な経年劣化具合が「京都府」ならではなのかなぁと思いました。歴史的な趣きがあって街に生命力を感じるわけです。
例えば、千葉県木更津市は探りたくなる要素が皆無だなぁと心底思った街並みでした。歩くだけでうつ病になります。
「生命力なく荒廃してる街並み」をしていますから。その木更津市に比べると福知山市はマシということです。
快適な田舎暮らしの第一歩は「粗大ごみの処分」から
初日に粗大ごみの処分を業者に依頼しておいて良かったです。
田舎の「粗大ごみ処分」は、かなり面倒くさいからです。しかも、日程にも何故か空きがなくて予約して調整しなければならない「どうしようもなく面倒臭い手続き」でした。
当初、かなり迷いながら組んだ段取りでしたが、初日(2/16)に空き家の使っていない家財を一式処分したのは2日目にくる僕の荷物の搬入を考えると「自分を褒めたくなる好判断」でした。
捨てた粗大ごみ
- 大人2.5人掛けくらいのソファ
- 木の座椅子×4
- スチールラック小
- 汚いごみ
都内暮らしだと、たかが「粗大ごみ」です。
しかし、田舎暮らしになるとデカいごみの処分は【面倒】で仕方ないくらい手間・費用(高くはないですが)が掛かります。
何より僕の実家のゴミなので「なんでこんな使えないものばかり残しているのか」というくらい、処分に頭が痛くなりました。
快適な田舎暮らしを実現するなら「ゴミの処分」を精査しておくのをオススメします。
今となってはゴミ捨てはお手のものになってきましたが、不慣れだと「田舎で暮らす」のが不安になる面倒臭さがあります。
ちなみに、京都府、福知山市は特にゴミ捨てが厳しいです。
市指定のゴミ袋に入らない「燃えないゴミ」は、その時点でゴミ出しできない【粗大ゴミ】になります。
そんな【粗大ゴミ】を出すには、個別に業者に依頼しなければなりません。
請求金額はkg+手数料で請求されます。
僕の上記のゴミであれば、70kg超え+手数料1,100円で合計3,000円ほどでした。粗大ごみの処分回数を重ねるとバカにならない額なので購入品等、慎重にならなければなりません。
2日目(2/17):荷物の搬入作業(引越し完了)
2日目は東京からの荷物の搬入でした。
「空き家」にはかろうじて荷物が全部入りました。
前日に粗大ごみを処分していなければ、この日の荷物をすべて搬入することは不可能でした。
東京の荷物を搬入した空き家は、気が遠くなるくらいのダンボールで一杯になりました。ダンボールの開封場所もなくて、ちまちました作業を何度も繰り返しながらダンボールの整理を進めました。
ダンボールを搬入してから整理し始めたのは2日後でした。
たかが、ダンボールの開封作業でしたが、すでに心が折れそうになってました。
ダンボールの開封作業は、僕が好きな漫画「進撃の巨人」で例えるなら「始祖ユミルが死のない世界で2000年間ひたすら巨人を作り続けた状況」くらい孤独な作業でした。
引越しトラブル:引越し業者が間違って自転車(田舎暮らし唯一の足)だけ東京に送り返しましたとさ
振り返ると衝撃ですが、なぜか引越し業者が荷物搬入の当日に「自転車を間違って東京に送り返した。」と言ってきました。
僕「?」
引越し業者「自転車の搬入は最短10日後になります。」
僕「何を言ってるんだ?」
周辺にコンビニがない「田舎」で唯一の足である自転車を「10日後に持ってくる」と言っていました。
本当なら上で書いた「ごみ処分」や「気が遠くなるダンボールの山」、何より身体的な疲労もありキチガイになるくらいキレる事態でした。
しかし、なぜか僕は訳がわからないことが起きるほど「冷静になる性格」で、自分でもびっくりするくらい表情ひとつ変えずにこう言いました。
僕「仕方ないんですかね。」
引越し業者「すみません。」
それ以上、何も言わずに「分かりました」で終わりました。
心の中では「コンビニやスーパーは2km先、空き家のお風呂は当分使えないから銭湯は3.6km先にある。徒歩で行けない距離でもないか、、、。」と、こう考えてました。
ちなみに、人間万事塞翁が馬と言いますが、この悪いことは良いことになり跳ね返ってきました。
1日一回は歩いて2km先のコンビニやスーパー、3.6km先の銭湯に行ったおかげで、ここ最近で一番日中に「空腹」を感じるようになりました。
ご飯も「美味しい」と食べてました。健康的な生活になっている気がしました。
まさしくこれが「災い転じて福となす」なのかと思った次第です。
それまで使っていない「空き家」でいきなり寝泊まりするのは想像以上に厳しいです。
京都府の北部の場合、東京都杉並区に比べて気温が2〜3度低い程度でしたが、荷物が整理できていない「空き家」での夜は野宿そのものでした。
いきなり乗り込んで住めないことはありませんが、即席で暖を取れる家電がなければ、死んでもおかしくない寒さです。
僕が極寒の「空き家」で「命を救われた家電」を紹介します。
ちなみに電気代がかかる家電もあるので、田舎暮らしが軌道に乗ったら変更した方が良いでしょう。
電子レンジがあれば、とりあえず暖かい飲み物をすぐ準備できます。
僕は、パックの牛乳、コーヒーなどを温めて飲んでいました。
極寒の中でもレンジがあればすぐ温まるので大変助かりました。
また、ご飯についても調理されている惣菜を買って温めれるのでかなり便利です。
電子レンジだけでも良いですが、一万円もしないので魔法瓶を準備しておくと良いでしょう。
お湯さえあればスティックカフェで紅茶やカフェオレなどを溶かしてすぐ飲み物を作れます。
ちなみに、僕はケトル派でしたが、空調も整っていない極寒の中では、ケトルで毎回温めるのは面倒しかありません。
なので常にお湯が保温される魔法瓶をおすすめします。
電気代はかかるにしても、即席で暖がとれるヒーター類を常備しておいて損はありません。
理由は、灯油の調達に何かしら手間がかかるからです。転居地ではいきなり石油ストーブを使えないと考えた方が良いです。
こたつもあると良いと思います。大型で場所を取りますし、田舎だと処分しづらい家電になりますが、使わなくなったら足を外して隙間に収納しておけば良いと思います。
こたつがあれば、何もない極寒地でもとりあえず寝床を確保できます。
かなりサバイバル的な発想に聞こえるかもしれませんが、「冬場」の引越し&荷ほどきは想像以上に手間がかかります。
すぐに転居前の快適な状態にはなりづらいです。
3日目(2/18):ネット回線開通、気が遠くなるほど多い荷ほどき作業
ネット回線は2日目に開通させました。
ネット回線の開通は、田舎暮らしの死活問題だったので、かなり重要なイベントでした。
当初はこんな田舎にネット回線が引けるか不安しかありませんでした。しかし、1時間くらいの工事でサクッと開通しました。
ネット回線は爆速になりました。
都内杉並区ではソフトバンク光を使っていましたが、上り下りで30Mbpsも出ないクソ回線でした。
田舎のネット回線のほうが驚くほど爆速です。
それが田舎に来て上り下り平均300Mbpsになりました。
画像は、Wi-Fi環境(他の機器では配信を繋いでる状況)での登り下り速度なので、きちんと速度測定したらもっと速くなると思います。
まぁ、この状態で十分な回線速度です。
気が遠くなる荷ほどき作業
荷ほどきは、2週間経った今も完了していません。
60箱以上のダンボール箱が山積みされていました。画像を撮っておけば良かったのですが、あまりにも気持ちに余裕がなくて撮影していませんでした。
60箱もあるダンボールの整理で、それでも作業ができた理由は「どうでも良い安物ばかりだった」からです。これが高価なものばかりだったら取り扱いに神経を使うので、作業はより複雑で着手しづらかったと思います。
「持ち物の8割は安物」なのでシンプルな生活をすべき
引越し作業で気づいたのは「大して重要なもの」を持っていないことでした。これは僕に限った話ではないと思います。要するに「重要な持ち物」は2割もない訳です。
僕は部屋がかなりごちゃごちゃしていましたが、この引越しを機に持ち物の大半が「どうでも良い安物だなぁ」と分かって、無駄な散財をしていないことが分かって「良かったな」と思いました。
僕の持ち物の中で大切なもの
- ハイスペックゲーミングPC
- ノートパソコン
- iPad
- ミラーレス一眼カメラ
- 冷蔵庫
当然、日々の洋服類は必要ですが、さほど価値はありません。
僕にとって【重要なもの】は、ブログ、動画編集、創作活動するデバイス類です。金額的には100万円すらしないので意外です。
この程度の所有物で整理がつく訳ですから楽です。仕事で忙しくしていると、この本質に気づきづらいですね。
結局、人生は最低限の所有物で成立させる方が楽だと思います。
田舎暮らしをはじめて2週間経ちましたが、夜に蛇口からお湯が出ない状況に3度ほど遭遇しました。最初は原因が分からなかったので、不安もありメンタルにきましたが調べてみると大したことは無かったです。
蛇口からお湯が出ないのは給湯管が凍結したのが原因でした。
田舎の夜は冷え込むからです。これの対策は、凍結防止ヒーターを設置すれば良いというのも分かりました(既に凍結防止用の施工はされていますがそれでも凍結します。)。一万円程度でDIYできるので、適当な時期にでも実施したいと思います。
4日目、5日目(2/19〜20):空き家に既にある物の処分&荷ほどき
何度も書いてますが【ごみの処分】に尋常じゃなく手間取りました。
いつになく作業効率も悪かったと思います。
作業が非効率になった訳
- 大量に虫の死骸がある
- 触る気が失せる汚いゴミが多い
- 気が遠くなるほどのダンボール
- 大量の既存物
- 作業スペースにゆとりがない
- ゴミの分別が厳しすぎる
- ゴミ出しが不慣れ
- 自分の作業(Youtube、ブログ更新)をしたい焦り
結論から言えば、「不要なもの」は残すのではなく全て問答無用で捨てることにしました。
最初「残そうか」「残さないか」あれこれ考えながら、ごみの分別作業をしていました。ただ、非効率でかなり疲れますし時間が掛かります。
面倒なので余程の大切そうな物でない限り全部捨てるのが手取り早く片付きました。地面の虫の死骸は、ひたすら床ぶきしました。ムカデなんか死骸ですら「気持ち悪い」にもほどがあり、「これが動いている夏は恐怖だな」と思いながら作業しました。
また、文句は言いませんでしたが、空き家は「やったらやりっぱなし」の状態でした。親・家族がゴミを分別せずに玄関前に野ざらし放置していたので、その整理には手間取りました。さらに、空き家の中も「だらしない」ために、本来処分すべきものが溢れかえっていました。
文句を言うのも面倒だったので、一人ですべて片付けました。
分かったことがありますが、隣人はかなり個性的です。「田舎だから」というより、会社に必ずいる面倒臭いタイプです。
おそらく会社でマウントされ過ぎて「性格がひん曲がったのだ」と思います。根っからのネチネチ気質で「面倒くさいやつだな。」と分かるタイプです。
はじめて会った際に車から降りてくるなり「甲高い声」で「仕事は?」「何しているの?」「なんでこれ?」と「うっせぇなぁ」と思うような人物でした。直に僕が「キレる」かしそうです。
その間、車の中から秋葉原で流れてそうな音楽が爆音で聞こえてくる不愉快でした。対応するのもシャクなので何もやらずに今後もすべて無視を決め込みました。
なんなら天邪鬼的に真逆のことをやろうとすら思っています。
シンプルに「キモい」
- 他人所有(僕)の敷地内にある物を勝手に詮索してくる。
- アルバイトさせてやる。※一切必要なし
- 町会長に挨拶してこい。
- 郵便受けを用意しろ。
- 携帯の番号教えろ。※即着信拒否
ちなみに住み出してから、その隣人に間違って2、3通郵便物が届いてしまって「お前の配達員じゃねーんだぞ」と言いながら渡してきました。「俺が郵便受けを用意しろと言ったのにまだ郵便受け用意してねーのか」と。
仕事では、こういう言い方をしてくる奴にキレてきたので、これがあと数回続くと「ぶちキレて隣人をシバきかねない」ので、それが懸念です。
この手のタイプは職場に腐るほどいるタイプで、とやかく言う気はないですが、真夜中でも関係なくど田舎に不釣り合いなEDM系の音楽を家の外にも響く爆音で聴いている人物(50か?60か?のハゲたおっさん)です。
かなり不愉快な隣人ではありますが。今のところ「頭のネジが外れた奴」と判断したので、実害がない限りは極力関わらないようにしようと決めました。
6日目(2/21):初のゴミ出し(燃えるごみ&準粗大ごみ)
「燃えるごみ」と「燃えないごみ(準粗大ごみ)」をはじめて出した日が【2/21(月)】でした。
ゴミ出しを間違えると回収してもらえないので、二度手間、三度手間になる始末なので、学科の試験にのぞむ勢いで対策に時間を費やました。
細かすぎるゴミ出し指南
- ダンボールを紐で縛ること。
- 市指定のゴミ袋(透明)に入れる(不透明なゴミ袋にゴミを入れたりして被せて出してもダメ)
- プラスチック容器は中身を綺麗に洗う。
- 中身が汚れた容器類をプラスチックゴミで出したらダメ。
- 布切れでも、化学繊維含むと燃えないごみ。
- 綿100%でなければ燃えるごみにならない。
- 市で回収しないゴミ類(タイヤ、エンジン付属の機器など)
学科試験になっていてもおかしくないくらいの細かさです。
中には市で回収しないゴミの指定もあって「購入したお店に回収を依頼してください」とか意味不明な記載がありました。「お店が回収が了解しない場合」はどうするんだと突っ込みたくなりました。
とにかく、燃えないゴミとして、オーブンレンジ、魔法瓶、小型の掃除機などなど、すべて燃えないゴミ袋に入るものだったので指定通りにすべて処分した結果、回収されていたので安堵しました。
このゴミ捨ての回収のおかげで、ひとまず田舎暮らしがかなり前進しました。
たまたま極寒の【冬】に引っ越しましたが、これが不幸中の幸いでした。
田舎への引越しは絶対に【冬】がおすすめです。
理由は、夏場だと害虫の多さに萎えるからです。20年来空き家にしていた持ち家に引越しましたが、窓を閉め切っている屋内に害虫(死骸)が散乱していました。
そんな冬場でも閉め切った屋内に生きてるカメムシがちらほらいました。
どこから入り込むのか調べるうちに、天井と屋根の隙間にカメムシが張り付いているのに気づき、その隙間を狙って殺虫剤を吹き付けたところ、天井が今にも動き出しそうな音で「ぎぃ、がさがさ、ぎぃ」とおぞましい音が聞こえました。
真夜中だったので背筋に「ぞっ」と寒気がしました。
「まさか?」と思いながら、ありったけ殺虫剤を天井と屋根の隙間に吹きかけると、出てくるわ出てくるわカメムシの大群です。0時を過ぎて眠気もありましたが、あまりに気持ち悪くて目が覚めてしまい、そのままカメムシを殺虫剤が尽きるまで駆除しました。
カメムシがいなくなるのが先か?殺虫剤が尽きるのが先か?
2、3時間ほどカメムシと格闘した結果、殺虫剤が尽きる前に屋根裏のガサガサ音がなくなりました。部屋にはカメムシの絨毯かと思うほど死骸だらけになりました。正直に言えば「これがカメムシでよかった」と思いました。
これが「夏場」だったら他の害虫も腐るほど出たからです。
まだ「冬場」であれば、他の害虫は土の中にいるはずです。これから「夏場」に向けて、害虫対策をしようと思っています。
田舎の空き家に住もうと考えている方は、「冬場」に引っ越して「夏場」に向けて害虫駆除の対策をするのがおすすめです。
9日目(2/24):プロパンガス工事、契約切り替え
田舎暮らしで注意したいのが、電気・ガス・水道(配管を含めて)の設備です。
電気・水道はすぐ使えましたが、水道などは配管の老朽化を懸念した方が良いです。理由は、修繕が必要だと当然費用負担が発生するからです。
特に田舎はガス利用が高くつきやすいです。
理由は、全国均一の料金体系の都市ガスでなく、地場の企業によって価格が変動するプロパンガスを利用するケースが多いからです。
僕の持ち家も地場の企業のプロパンガスを利用していました。そして、僕の持ち家は住むにあたってプロパンガスの工事が必要と分かりました。
田舎空き家のプロパンガス周りの問題
- ガスメーターが無い家だったので、ガスメーター設置工事(約10万円)が必要だった。
- 地場のプロパンガス会社の使用料金が異常に高かった。
利用している地場のプロパンガス会社はめちゃくちゃ高いです。東京ガスでは2022年1月分は30㎥利用で5,124円です。
※プロパンガスは都市ガスでは燃焼効率が違うので㎥単価で単純に比較できないようですが。
どう考えても地場のガス会社では高すぎる気がしてなりません。
無料でプロパンガス料金消費者協会に適正料金のプロパンガス会社を紹介してもらった。
プロパンガス料金消費者協会は、プロパンガス消費者の保護とプロパンガス料金適正化を目的に設立された一般社団法人です。僕はこの協会に依頼して、かなり助かりました。理由は、ガスメーターの取り付け工事のために地場のガス会社から費用10万円で提示されていた工事が、協会から紹介してもらったガス会社では無料で設置してくれるとなったからです。
LPガス料金比較
従前のガス会社 | 紹介されたガス会社 | ||
---|---|---|---|
基本料金 | 2,510円 | 基本料金 | 2,200円 |
0〜5㎥まで | 654円 | 0〜15㎥まで | 446.60円 |
5〜10㎥まで | 574円 | 15〜30㎥まで | 353.10円 |
10〜15㎥まで | 554円 | 30〜50㎥まで | 314.60円 |
15〜25㎥まで | 534円 | 50㎥以上 | 281.60円 |
10㎥で比較計算すると地場のガス会社は【8650円】に対して、紹介されたガス会社は【6,666円】です。※LPガス10㎥は、家庭の一月あたりの平均ガス使用量と言われています。
紹介されたガス会社の方が圧倒的に安いです。
プロパンガスの月額料金の引き下げも実現したので、すべて無料で一石二鳥どころではないくらい助かりました。これから地方で田舎暮らしされる方は、ぜひ依頼してみると良いと思います。
11日目(2/26):自転車がようやく届く
意外ですが、少しでも自然がある近くに家を持った場合、「カメムシが侵入しない家」を建てるのは不可能です。
理由は、カメムシは2㎜の隙間ですら通れてしまうからです。2㎜の隙間がない家を立てれば「カメムシの侵入を阻止できるかもしれません」が、施工会社の方に依頼すれば分かりますが「2㎜の隙間がない家」を建てるのは不可能と回答されます。
7日から12日目(2/22〜27):ひたすら家の掃除&ごみを処分
実は虫の死骸の掃除は億劫すぎて一週間くらい経過してから着手しました。
特に、風呂場にいる虫の死骸の掃除は億劫にもほどがありました。当然、虫の死骸を掃除していなかったので、持ち家のお風呂には入っていませんでした(代わりに3.6km先の銭湯に徒歩で通いました。)。
お風呂掃除が手間取った理由
- やたら巨大な断熱シートのせいで、ゴミ処分がその時点で不明で触る気が起きなかった。
- その断熱シートの下に、ムカデなど虫の死骸が散らかっていた。
- 巨大な断熱シートの間から虫(死骸)が出るだけでも、恐怖でしかないので放置した。
ここで僕が言いたいのは「この巨大な断熱シートは何なんだ?」ということです。
おそらく、湯船のお湯の保温のために断熱シート(本来はアウトドア用の床に敷くやつ)を使ったのだと思いますが、物が嵩張るだけで【絶対不要】です。
しかも、そのせいでシートの裏側が見えなくなっており、裏返すと「虫の死骸がうじゃうじゃ」という妄想が拭えず、掃除するのが億劫でなりませんでした。妄想でしかなく、シートの裏には虫の死骸はそれほどいませんでしたが。
「管理するための管理」という考え方は無駄でしかない。
何より「空き家」を掃除していて感じたのは、親・家族は「物の上に更に物を被せているケース」がとても多いです。
物の上に何か物を被せることで埃や汚れがつかなくなると考えているようです。
例えば
- 畳んだ布団の上にシーツ、その上に更にバスタオル
- 風呂場にはバスタブで十分なのに巨大な保温シート
- ケースの上にケース
- ゴミ袋の中にゴミ袋
この手の思考をする人は「自分が時間を無駄にしていること」に全く気づいていません。仕事では、管理するためにさらに管理業務を提案するびっくりするほど要領が悪い人がいました。
提出された管理レポートをチェックするために、もう一度「管理レポート」を作る人がいました。
びっくりする思考回路です。
職場にはこういうバカがいるので人生がいくらあっても足りません。
物の上に何か敷いたところで裏が見えなくなり、手入れ、掃除がしづらいだけです。
さすがに文句を言いたくなりましたが控えました。長期保存するには、中身や裏が見える状態で保存するのが肝心だと思います。
20年空き家にしていた家を掃除して分かったのですが、害虫の死骸を見る限り一匹もゴキブリはいませんでした。
つまり、ゴキブリはおそらくいないということでした。そして、害虫の出どころにも特徴がありました。
- ムカデ(一匹)はお風呂に死骸
⇒おそらく、水回り、配管周りに湧きやすい。 - イモリは天井、壁の至るところに糞の跡はあるが死骸がなかった。
⇒どこからでも入ってくる生物の上、滞在時間も長く生命力もありそう。 - カメムシは至る所に死骸があった。
⇒2㎜の隙間があればカメムシはどこからでも侵入してくる。 - ゴキブリの死骸は一匹もなかった。
⇒田舎にゴキブリは出ないは本当そう。
以上から、誰もが気持ち悪くなるムカデは、水回り、配管周りで対策すれば良いと思いました。
イモリは見た目はグロくないので緩やかに対策すれば良いと思います。カメムシは害虫駆除剤を隙間に散布すれば良いと思います。
また、駆除剤は、ゴキブリ用ではなく害虫駆除剤を買うのが良さそうです。
購入した駆除剤
14日目(3/1):ERECTAメタルラック組み立て
16日目(3/3):配線(LANケーブル&電源ケーブル)
この2週間を振り返ると「小さな積み重ね」の連続だった。
この2週間は総じて「小さな一歩ずつの前進」でした。
何の意味があるんだろう?
と思いながら、効率悪く「ごみ掃除」に大量の時間を使いました。到底、誰からも何も評価されない面倒なことばかりを2週間ひたすらやったと思います。
ただ、人生はこういう小さな積み重ねがとても大切だと思います。たかが「ごみ捨て」でも未知なことを自己解決するには時間がかかる典型例です。
振り返ると、意味、価値しかありませんでした。
なぜなら「田舎暮らし」が快適になってるからです。
何より【自分の時間】を自分のためだけに使っているので、効率では測れない価値しか生まれません。意味がないと言う人がいるなら、、、。
例えば
- 会社に行くために満員電車に乗るのは?
- 上司の出世話を聞かされるのは?
- 上司への報告書の作成は?
- 部下と飲みに行く時間は?
- 仕事の不満や悩みを相談するのは?
僕はこれらに「意味がない」と思いますが、これらには自分の人生に何か意味があるんでしょうか。やっぱり無駄でしかないと思いますね。
価値や意味を測る尺度なんか【人それぞれ】ということです。
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M1・M2 Mac でマイクラ鯖を構築すれば簡単にITスキルが向上します。マイクラ鯖を構築するだけでネットワークどころか会社で使える実用技術を芋づる式で獲得できます。
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M1・M2 Macでの開発はParallels仮想環境でやりましょう!メインPCで開発するのは環境汚染です!
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