地デジ、BS、CS の違いって何？地上波放送、衛星放送を解説！

地上波放送は、放送局と家庭の間に中継所を設けて電波を送っています。地上の施設を使って電波を送るので、地上波と言われます。

衛星放送は、赤道上空36,000kmにある人工衛星を使って、家庭に直接電波を送ります。衛星放送は、山など障害物が多い地域にも電波を送ることができます。

地上波放送とは≒地上デジタル放送のことで、放送局からの電波信号を使って地上基地局（東京スカイツリーなど）を経由してデジタル放送を送信しています。

地上波のテレビ放送局は、114の地上波系列局、13の独立U局、計127局です。そのうち主要な放送局は、全国放送となるキー局、キー局に準ずる準キー局及び在名広域局と呼ばれています。

BS（Broadcasting Satellites）放送
BS放送は放送衛星を利用した一般家庭で視聴されることを目的とした放送です。BS放送では東経110度に打ち上げられた衛星が使用されています。

CS（Communication Satellites）放送
CS放送は通信衛星を利用した放送です。当初、特定の利用者（主に企業や事業者。事業者の場合、一般にはケーブルテレビや集合住宅=マンション・アパートなど）だけを対象にしていました。

しかし、1989年に放送法が改正となり、一般の家庭でもCS放送が利用可能になりました。CS放送では東経110度、124度、128度に打ち上げられた通信衛星を利用しています。主要なCS放送は、110度CSデジタル放送「スカパー！」、124/128度CSデジタル放送「スカパー!プレミアムサービス」です。