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HDDとSSD(M.2含む)の寿命・耐久性の違いを比較

※容量によってTBW、ワークロードが変化するため容量2TBで比較しています。

M.2 SSD2.5インチSSDHDD

Samsung 980 PRO 2TB


Samsung 870 QVO 2TB

Western Digital 8TB WD Gold
5年あたり1,200TBWN/Aワークロード
最大900TB
3年あたり720TBW720TBWワークロード
最大540TB
1年あたり240TBW240TBWワークロード
最大180TB/年※1
1日あたり約0.67TBW約0.67TBWワークロード
約0.5TB
引用:Samsung 980 PRO 製品概要
引用:Samsung 870 QVO 製品概要 ※本来の製品保証は3年
引用:WD Gold 製品概要
※1 WD Gold 2TBに年間ワークロードの記載はなく「WD Purple 2TB」の年間ワークロードを利用

寿命・耐久性の違いは上が結論です。

SSD(M.2含む)がHDDよりも寿命・耐久性は確実に上です。SSDのTBWが「書き込み総量」に対して、HDDのワークロードは「読み書き総量」だからです。HDDは「データを読み込むだけ」でも消耗するということです。

はっきり言いますが、手元の個体でベンチする人がいますが、そんなことに意味なんかありません。統計データ、公表データが絶対です。ちなみに、僕は「Western Digital 8TB WD Gold」「Samsung 870 QVO」両方とも持っている上で言っています。

さて、以上を踏まえて、HDDとSSDの使い分けについて紹介します。

Samsung SSDがおすすめ!

HDDがSSDに勝てるのは「容量価格」だけ

HDDを使う理由は「容量」だけです。SSD(M.2含む)と比べて容量価格だけは安いです。また、SSDには大容量の製品がありません。

見る限りSSDでは「Samsung 870 QVO 8TB」がもっとも大容量な製品です。ただし、その価格は「Western Digital 8TB WD Gold」の3.4万円に対して約10万円と高過ぎます。

なので、HDDは「容量」が必要になる動画編集、テレビ録画に向いています。

SSD(M.2、2.5インチ)とHDDの使い分け

HDDとSSDの使い分けはとてもシンプルです。簡潔に言えば、SSDがメインでHDDはあくまでサブです。

SSDのデータ転送量はHDDディスクの2倍以上、M.2 SSDに関して言えばHDDの約10倍以上で高速化されます。なので、SSDはWindowsなどのOS、アプリの保存ディスクとして使いましょう。

ポイントは、SSD(M.2)を必ず搭載しましょう。HDDは用途次第です。HDDを使う機会は、使用頻度が低い長期保存用データが向いています。

使い分けの基本構成

HDDとSSDの使い分け

使い分け
M.2 SSD

Samsung 980 PRO

2.5インチSSD

Samsung 870 QVO
・Windows、macOSなど起動ディスク
・Premire Proなどアプリを保存、起動
HDD

Western Digital 8TB WD Gold
・画像、動画データ保存
・その他、使用頻度が低いデータ

例えば、動画編集のデータは大容量になりがちなのでHDDが向いています。ちなみに、HDDをいくら買おうがSSDにコスト負けすることはないので、HDDを買うなら現状HDDで最高の信頼性を誇る「Western Digital 8TB WD Gold」をお勧めします。

僕は動画編集のデータ保存用に「Western Digital 8TB WD Gold」を使っています。

①ゲーミングPCでの使い分け

目安容量使い分け
M.2 SSD

Samsung 980 PRO

2.5インチSSD

Samsung 870 QVO
1〜2TBApex、VALORANTなどのゲーム起動ディスク

HDD
不要N/A

②動画録画・編集での使い分け

目安容量使い分け
M.2 SSD

Samsung 980 PRO


2.5インチSSD

Samsung 870 QVO
1〜2TBOS、アプリ起動ディスク

HDD

Western Digital 8TB WD Gold
4TB以上動画編集データ

③テレビ録画での使い分け

下記どちらかを選択すると良いです。

目安容量使い分け

2.5インチSSD

Samsung 870 QVO
4TB以上テレビ映像データ保存

HDD

Western Digital 8TB WD Gold
8TB以上テレビ映像データ保存

テレビ映像の保存用には、4TB以上で2.5インチSSD or HDDのどちらか一方を選べば良いでしょう。

ちなみに、M.2 SSDは容量2TBが大体上限なのでお勧めしません。まぁ耐久性の面からも、SSDを選ぶなら2.5インチが無難です。

テレビ映像データの保存目安は、1時間あたり約7.5GBで4TBなら約520本録画できます。なので、映像を削除せずに使用することも踏まえるなら、SSD、HDDの容量は4TB以上が最適です。

容量1TB
1024GB
2TB
2048GB
4TB
4096GB
5TB
5120GB
8TB
8192GB
10TB
10240GB
実容量943.6GB1887.2GB3774.4GB4718GB7548.8GB9436GB
HD動画時間85時間20分170時間40分340時間20分426時間40分680時間40分853時間20分
1h動画数85本170本340本426本680本853本
地デジ時間約130時間約260時間約520時間約650時間約1040時間約1300時間
1h動画数130本260本520本650本1040本1300本
フルHD動画時間42時間40分84時間20分168時間40分213時間20分337時間20分426時間40分
1h動画数42本84本168本213本337本426本
4K動画時間29時間52分59時間44分119時間28分149時間20分238時間56分298時間40分
1h動画数29本59本119本149本238本298本
※地デジの解像度(1,440×1,080ピクセル)が、FHDの解像度(1,920×1,080ピクセル)よりも低い。
※地デジ1時間の録画には約7.5GBの容量が必要になる。

サーバー用途での使い分け

目安容量使い分け

M.2 SSD/2.5インチSSD
不要N/A

HDD

Western Digital 8TB WD Gold
4TB以上N/A

本記事に純粋にサーバー用途で構成を組もうとする方がどれほどいるかは分かりませんが。

SSDを不要としている点は、決してSSDサーバー構成にメリットがないわけではありません。大抵のサーバーは低スペックからで大丈夫です。

M.2 SSD(NVMe SSD)と2.5インチSSDの違いは「交換・増設」

M.2 SSDは、PCパーツでもずば抜けて「交換・増設」しづらい部品です。爆速だけど、交換しづらいから「M.2 SSDじゃなくて2.5インチSSDで良いじゃん」と言えるほどに面倒臭いパーツです。

M.2 SSDの増設については、大抵巨大グラボの下にM.2スロット(挿し込み口)があって、下手すればグラボだけでなくCPUすら外さないと「交換・増設」できないからです。

ちなみにBTOパソコンは初期構成は、今や必ず「M.2 SSD固定」です。

例えば、BTOパソコンのストレージを「交換・増設」したくなったら?

たかがストレージ増設ごときで、BTOメーカーに手数料を数万円(あるいは修理保証への加入前提)払うことになります。M.2 SSDになると、本来ならSATA一本で増設できる、たかがSSDごときに尋常じゃない手間が掛かります。

まぁ、故障前に自分で2.5インチSSDに交換するということも可能ですが。

結局は、SSDにしても、HDDにしても、いつか壊れる「消耗品」でしかありません。なので、SSD・HDDは気軽に「交換・増設」できた方が良いです。

もろもろ踏まえると、僕はやはりPCを数年レベルで使うなら、結局は自作した方が圧倒的にコスパが良いと断言しておきたいです(まぁPCを自作できる時点で、PCの構成を熟知しているので自分で修理もできるからです。)。

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