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M.2 SSD、SSD、HDDの耐久性・寿命、どっちが優れるか結論!

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本記事では、M.2 SSD、SATA2.5インチSSD、HDDのどれが一番に耐久性・寿命が優れるか、とても分かりやすく回答してみせます。

先ずM.2 SSD、SATA2.5インチSSD、HDDの耐久性・寿命の結論はこれです。

耐久性・寿命の結論

「2.5インチSSD ≧ M.2 SSD > HDD」

やっぱりSSDの方が優れているじゃん。

確かにその通りですが、SSDが優れていると示す根拠ってありましたか?

無いはずです。

だって、シンプルにSSDとHDDを比較できる指標はないからです。なので、他の記事では"HDDに対してなんとなくSSDの方が優れている"としか書かれていません。

ただ、この記事では、自信をもって「2.5インチSSD ≧ M.2 SSD > HDD」と、こう言えるわけです。まぁ簡単な理屈です。ちなみに、速度を加味すれば「2.5インチSSD ≧ M.2 SSD > HDD」です。

目次

「M.2 SSD ・2.5インチSSD」と「HDD」を比較する指標はない?

はい、SSDとHDDを比較する指標はありません。言わば、犬と猫の寿命を比較するようなものです。

多くの記事では、M.2 SSDとSATA2.5インチSSDは比較できています。それは、M.2 SSD、SATA2.5インチSSDにはTBW(Tera Bytes Written:書き込み可能総量)という指標があるからです。

HDDの性能指標にはTBWが「無い」ので、実際にHDDとSSDを比較できません。

「指標」

M.2 SSD2.5インチSSDHDD
耐久性に関する指標TBWTBWMTBF
年間ワークロード
製品保証(年数)

さて、種別の異なる者同士を比較するにはどうするか?

無いなら「指標」を作れば良いわけです。

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M.2 SSD、2.5インチSSD、HDDのスペック

※容量によってTBW、ワークロードが変化するため容量2TBで比較しています。

M.2 SSD2.5インチSSDHDD

Samsung 980 PRO 2TB

Samsung 870 QVO 2TB

Western Digital 2TB WD Gold
耐久性に関する指標1,200TBW
※2TB
720TBW
※2TB
MTBF:200万時間
年間ワークロード:最大550TB/年
製品保証:5年
引用:Samsung 980 PRO 製品概要
引用:Samsung 870 QVO 製品概要
引用:WD Gold 製品概要

TBWで書き込み残量を計算したところで、残念ながら「まだ数十年分、書き込める。」だから「SSDは耐久性あるんです。」という議論しかできません。HDDと何も比較しないままです。

さて、じゃあHDDと比較します。

「WD Gold」というこの世で一番の最高スペックのHDDです。8TBで約3.4万円でコスパ最強です。MTBFは200万時間なので、半永久的に壊れないHDDです(そんな訳がない。)。

つまり、MTBFは比較に使いません。

HDDの製品保証が5年なので、SSD含めて全製品5年あたり、1年あたり、1日あたりのTBW・ワークロードを出してみましょう。

1日あたりのTBW・ワークロードを比較する。

※容量によってTBW、ワークロードが変化するため容量2TBで比較しています。

M.2 SSD2.5インチSSDHDD

Samsung 980 PRO 2TB


Samsung 870 QVO 2TB

Western Digital 8TB WD Gold
5年あたり1,200TBWN/Aワークロード
最大900TB
3年あたり720TBW720TBWワークロード
最大540TB
1年あたり240TBW240TBWワークロード
最大180TB/年※1
1日あたり約0.67TBW約0.67TBWワークロード
約0.5TB
引用:Samsung 980 PRO 製品概要
引用:Samsung 870 QVO 製品概要 ※本来の製品保証は3年
引用:WD Gold 製品概要
※1 WD Gold 2TBに年間ワークロードの記載はなく「WD Purple 2TB」の年間ワークロードを利用

HDDが一番優れているじゃんと思うかもしれませんが、違います。ここでもう一度言いますが、SSDは「TBW≒書き込み総量」で、HDDは「ワークロード≒読み書き総量」です。

HDDは「データを読む」だけで消耗する訳です。

ということで、明らかに2.5インチSSDが耐久性、寿命で優れていると分かるわけです。

問題は、M.2 SSDとHDDの優劣ですが、普通に利用していればデータを書き込むよりも読み込む方が多いと想像がつきます。なので、M.2 SSD≒HDDとしていいますが、やはりM.2 SSDの方が耐久性・寿命は上のはずです。

いかがでしょうか?シンプルで簡単だと思いませんか。

ちなみに磁気ディスク「WD Gold」の1.5TBは、容量100GBの4K映像を「15回読み込む程度」でいっぱいになります。HDDの"読み書きで1.5TB"は意外と簡単に到達するかもしれません。※4K/60fps 2時間の動画で約86GBです。

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M.2 SSD/SSDを長く使う方法は「データを書き込まない」


870 QVO

870 EVO

970 EVO Plus

980

980 PRO
容量8TB、4TB、2TB、1TB4TB、2TB、1TB、500GB、250GB2TB、1TB、500GB、250GB1TB、500GB、250GB2TB、1TB、500GB、250GB
内蔵・外付け内蔵内蔵内蔵内蔵内蔵
インターフェースSATAⅢ 6Gb/sSATAⅢ 6Gb/sPCIe Gen 3.0 x4(NVMe)PCIe Gen 3.0 x4(NVMe)PCIe Gen 4.0 x4(NVMe)
読込速度560MB/s560MB/s3,500MB/s3,500MB/s7,000MB/s
書込速度530MB/s530MB/s3,300MB/s3,000MB/s5,100MB/s
NAND TypeSamsung V-NAND QLCSamsung V-NAND QLCSamsung V-NAND TLCSamsung V-NAND TLCSamsung V-NAND TLC
TBW2,8802,4001,2006001,200

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M1・M2 MacでもGeForce NOWならApexが起動する!
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M1・M2 Macでゲーム配信しないのは「勿体ない」です。

M1・M2 Macは思っている以上に何でもできるハイスペックマシンだからです。

しかし、ほとんどのFPSゲームには、必ず「WindowsゲーミングPC」が必要になります。

ただ、これからはM1・M2 Macでゲームするのが普通です。

なぜなら、今後、ゲーミングPCは「クラウドGPUの時代」だからです。

GeForce NOWには無料のフリープランがあるので、とりあえず、試しにM1・M2 MacをWindowsゲーミングPC化できます。

今後、ますます「ゲーム配信」が活発になります。

GeForce NOWを使えば、母艦(M1・M2 Mac)のスペックなんか関係ないからです。

GeForce NOWなら「高額で巨大グラボ」が無くても、Windowsゲームが出来るわけです。

M1・M2 Macで「ゲーム配信」をするのをオススメします。

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