CPUの性能一覧を紹介します。
数多くあるCPUのスペックを勉強スるために、自分で手打ちで作成しましたが、
データ元はULが提供するCPUページからそのまま引用しています。
順位とスコアは、同じCPU製品を使うユーザーのベンチマークを元にULが集計した中央値です。数万ものベンチマークデータから順位づけされているので、信頼性がかなり高いです。
ちなみに、ULはベンチマークソフト「3DMark」「PCMark」を提供する会社です。
ULは「3DMark」よりも「ULマーク認定」で馴染みが深いと思います。
ULは米国企業で1894年にWilliamHenry Merrill Jrによって設立されました。先駆的な安全科学、規格作成、製品認証に基づいて、機械時代からデジタル時代に歩調を合わせるのを支援し、安全を促進するという使命に継続して取り組んでいます。
「ULマーク」を取得する理由は「安全であることの証明」です。米国では輸出品に対して「UL認定」が必須なので、日本で使う米国の電化製品には必ず「ULマーク」が記載されているはずです。
【2021年】CPU性能順位一覧 ※デスクトップ
デスクトップのCPU性能順位一覧です。
上から順に高性能です。
今月発売されたIntel Core i9-12900Kは、最新データとして集計されていないためか、ランキングに反映されていません。ただ、処理性能だけ見れば「Intel Core i9-12900K」は最上位だろうと思います。
Intel Core i9-12900KFを含めて下記に上位CPUを比較して並べました。Intel CPUはやはりTDP(熱設計電力)が高いです。
Intelはプロセスの微細化が遅れているため、CPUの消費電力対性能のパフォーマンスが相変わらず悪いです。
TDP
コア/スレッド
定格クロック
プロセスルール
AMD Ryzen 9 5950X
105W
16/32
3.4GHz
7nm
AMD Ryzen 9 3950X
105W
16/32
3.5GHz
7nm
Core i9 12900KF
125W
16/24
3.2GHz
10nm
Core i9 11900KF
125W
8/16
3.5GHz
14nm
IntelのCPUは「クロックは出るがアツアツCPU」、AMD Ryzenは「アツアツまでならずクロックが出るCPU」と言ったところでしょうか。下記ノートPCのCPU欄で書いてますが、そんなIntelや、AMDのCPUすら凌ぐ可能性があるCPUが出てきます。
【2021年下期】CPU性能順位一覧 ※ノートPC
見慣れないCPU(Apple M1プロセッサ)が突如ランキング上位に顔を出しています。Apple M1プロセッサは「ARMベース」で設計されています。これまで「ARMベース」のCPUの特徴は「処理性能は劣るけど低電力」が売りのCPUでした。
一世代前のPC市場ではIntelやAMDと性能差があり、同じ土俵に立つことすらないCPUとして主に携帯端末や、装置機器などに搭載されてきました。
しかし、今回「ARMベース」のCPUが「ノートPC」市場についに顔を出しました。しかも、最上位で。
ノート(ラップトップ)用CPUの方は「Apple M1プロセッサ」に軍配が上がっています。
「ふーん」とランキングを見ているかもしれませんが「CPU業界に変革」が起きています。ランキング内に「ARMプロセッサ(Apple M1プロセッサ)」が出るとは誰も予想だにしなかったはずです。
これまでは「低熱、低処理能力」のARMプロセッサが、IntelやAMDのCPUと競り合う「低熱、高性能なCPU」として現れる時が来たからです。
TDP
コア/スレッド数
定格クロック
プロセスルール
Apple M1 Pro
30W
10/10
3.2GHz
5nm
Apple M1 Max
30W
10/10
3.2GHz
5nm
Ryzen 9 5980HX
45W
8/16
3.3GHz
7nm
Core i9 11980HK
45W
8/16
2.6GHz
10nm
おそらく、今回Appleは市場にインパクトを与えるために、かなり無理をしたと思います。Apple M1 Pro、Max処理性能を向上させるためにARMの低電力すら犠牲にしてでも性能最上位を取りに来ました。それでもTDP(熱設計電力)は他のCPU機種に対して優位です。
これが意味するのは「デスクトップPC市場」すらも凌駕できるという主張でしょう。「M1プロセッサ」は驚異でしかありません。
今後はARMプロセッサが、どんどん高熱なCPUと取って代わる時代になると思います。
直に「ARMベース」のCPUで自作PCが組める時代が来ます。
現在、ARMベースのCPUは個別に販売されておらず、個人がARMベースCPUを入手するのは不可能です。
ただ、近い将来、ARMベースのCPUが市場に出てくると思います。そして、それで自作PCが組める時代がきそうです。
- 高性能
- 低熱
- 価格も手頃
と三拍子揃ったCPUになると思います。ただし、Appleが個別に販売する可能性はないと思うので、何かしらサードパーティが現れるんだろうと予測しています。
【記事PR】M1・M2 MacをゲーミングPC化する!Apexでゲーム配信しよう!
M1・M2 Macでゲーム配信しないのは「勿体ない」です。
M1・M2 Macは思っている以上に何でもできるハイスペックマシンだからです。
しかし、ほとんどのFPSゲームには、必ず「WindowsゲーミングPC」が必要になります。
ただ、これからはM1・M2 Macでゲームするのが普通です。
なぜなら、今後、ゲーミングPCは「クラウドGPUの時代」だからです。
GeForce NOWには無料のフリープランがあるので、とりあえず、試しにM1・M2 MacをWindowsゲーミングPC化できます。
今後、ますます「ゲーム配信」が活発になります。
GeForce NOWを使えば、母艦(M1・M2 Mac)のスペックなんか関係ないからです。
GeForce NOWなら「高額で巨大グラボ」が無くても、Windowsゲームが出来るわけです。
M1・M2 Macで「ゲーム配信」をするのをオススメします。
コメント